BIBOUROKU

かっこいいかわいい大好きを綴ります

備忘録。@BIBOUROKU 6日前

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天王洲銀河劇場で上演されていた舞台「何者」が6日前に千穐楽を迎えました。期間は2017年11月25日〜12月10日で全21公演。本当に本当にお疲れ様でした!!!!!!

私にとっての自担である長妻怜央くんが出演、主演は怜央くんと同じLove-tuneのメンバーの阿部顕嵐くん。

この作品が発表された瞬間から絶対に思い入れの強い大切な作品になるって確信していたけど、無事に千穐楽を迎えてから少し日が経って振り返ってみると想像以上だったな。本当に本当に大切な日々だから少しも忘れたくないしそう簡単には忘れないって思ってはいても、きっとだんだん記憶が薄れていってしまうだろうから感想を残しておきたい。でも書いたら終わりを実感してしまいそうで先延ばしにしたい。。。だけど私の記憶力は信用ならないのでそろそろ書かないと。そんな備忘録。

 

舞台「何者」が発表されたのは9月10日(日)の朝。サンケイスポーツ

 この美青年は“何者!?”主演は阿部顕嵐、直木賞作品が初の舞台化 (1/4ページ) - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)

休日なのになぜか朝早くに目が覚めてしまってなんとなくTwitterを見たら飛び込んできたこの記事。驚きと喜びと興奮とたくさんの感情が混ざってとりあえず泣いた。そして自分の中に留めておけなくて寝てる母を起こして報告した。大人になっても迷惑かけてばかりの娘でごめんなさい(笑)←以降(笑)は“かっこわら”で読んでください。(作中でツイートを読み上げるときに登場人物たちが「かっこわら」と言ってたから。(笑))

嬉しくて浮かれながら新聞も買った。

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怜央くんにとって初の外部舞台。それがどれだけ大きな意味のあることか。これまでにもジャニワ、ジャニアイ、ドリボのようないわゆるジャニーズ舞台には出演していて、その活躍を少しは観てきた。そこで得たものがたくさんあるだろうし、そういったところでしか経験できないことももちろんあるだろう。観ていても成長を感じられた。だからどちらが良い悪いとか優劣なんて無い。でもいつかは外部舞台に出演してほしいとずっと願っていた。外部でしか得られないもの、経験できないこともたくさんあるから。そんな願いが思っていたよりも早く叶うことになった。

外部舞台に出てほしいと願っていた理由は「怜央くんのお芝居をしっかり、がっつり観たい」「お芝居を基礎から学んでほしい」といったもの。外部舞台だからといってお芝居をしっかり、がっつり観れるものばかりとは限らないけど、ものすごい人数が出演するジャニーズ舞台よりは…ね?これまで出演してきた作品では数える程の台詞でもその一言二言に変化をつけたり、台詞は無くても舞台上にいるときには表情や動きで表現したりと演技力の高さを感じられた。その力をもっと発揮させなければもったいない。そんな姿をもっとたくさん観たいし、観てもらいたい。そして、せっかくならどこかできちんとお芝居を学んでもらいたい。それができるのは外部舞台だと思った。表情での表現が特にすごく良いと感じるようになったのは今年のクリエからかな。1曲の中でも歌詞やメロディーに合わせてたくさんの表情を見せてくれるようになったよね。雑誌でファンレターについて話しているものにも「表情がいいって書いてあったのが嬉しいです。」とあったね。

発表の時点ではまだユメアイの公演中な上にZeppでのLove-tune Liveも控えていて、さらに「何者」まで決まって、9月から12月までを同時進行で考えなきゃでただ見に行くだけなのに頭の中がこんがらがっちゃった。いまは何月なんだっけ?って。それほどたくさんのお仕事を抱えてくれた怜央くんがたまらなくかっこよくて誇りに思ったの。あぁ、また好きが増えた。大好き。

Zeppで顕嵐くんと怜央くんから「何者」の告知が聞けたのもすごく嬉しかったな。そのZeppは言うまでもなく素晴らしいライブでずっとずっとずーーーっと余韻に浸っていたいしなかなか切り替えできそうにないなぁなんて思っていたのに、2人は翌日から舞台稽古してたね。こっちが引きずってる場合じゃなかったね。もう前に進んでるんだよね。

まだまだ先だと思っていたけれど、発売された雑誌で作品について語っているのを読んで公演が近づいてきていることを感じていった。そしてなにより、サワ先輩役の小野田龍之介さんをはじめとする共演者の方々のツイッターやインスタグラムでお稽古の様子を知ったり、名前が出てきたり、時には顕嵐くんと怜央くんの姿は見えないけどそこにいるんだってことがわかるような写真を見たりしていくことで実感していった。そうこうしているうちにあっという間に公演日を迎えたな。

 

「何者」の原作は朝井リョウさんの直木賞受賞作の小説。映画化もされている。もちろん知っていた。気にはなりつつまだ読んでも観てもいなかったので、せっかくなら先入観の全くない状態で舞台を観ようととりあえず本を購入だけしておいた。早く読みたい気持ちを抑えながら、初めての「何者」は舞台にするのだと観劇するのを楽しみに待っていた。

ありがたいことに初日の公演から観劇できることになり、怜央くんと共に幕を開ける!つもりでいたのに席についたらもう幕は上がってた(笑)いや、上演が始まってたわけではなくて本物の幕のほうね。緞帳のようなものは無かった。すごくシンプルなセットでステージ後方にパイプ椅子が5脚。ステージの背面にはスクリーン。公演が始まる前から、ここでどんな作品が繰り広げられるのだろうとドキドキした気持ちが高まっていった。ワクワク!

 

前置きがひたすらに長くなったのだけどここからは舞台本編について。 

前述の通り私は原作小説を読んでいないし映画も観ないままでの舞台観劇。事前に得ていた情報は舞台のホームページに載っていたSTORYと登場人物プロフィールくらい。

STORY&CAST | 舞台「何者」 -NANIMONO- <オフィシャルHP> | フジテレビ

就活の話で就活生同士で駆け引きや探り合い 、情報戦をしていくのかなってくらいのイメージ。ざっくりと言ってしまえば確かに遠からずな部分もあるのだけど、そんな簡単な言葉では済まされないほど深くて重かった。公演初日の観劇が済んで原作小説を読んだら、ストーリーや台詞はほぼそのまま再現されていることがわかった。一部内容を削っていた部分や、流れを組み替えている部分があったくらいで大きな違いは無かった。これなら原作ファンの方でも納得できて楽しめる舞台になっているだろうと思えた。なのでストーリーの説明は割愛。原作と異なる点についてもいずれまとめられたらいいな。できるかな、、、

私自身は嬉しいんだか悲しいんだかすでに就活を終えて(しかも数年前に)社会人となっている身なので、就活してた頃を思い出して懐かしくなったり共感したり、こういう人いたなぁなんて思ったりもしながら楽しんで観ていたけど、就活真っ只中やこれから就活する方にはちょっとキツそうだなと思ったりも。大丈夫!私みたいなゆるくて適当で雑な人でも就職氷河期なんて呼ばれていた頃に就職できて社会人やってるから!(笑)

登場人物プロフィールを見ると、怜央くんが実際に演じた宮本隆良くんよりも鈴木勝大くん演じる神谷光太郎くんの方が普段の怜央くんのイメージには近くて意外な配役だった。でも、あえて本人とは離れていそうな役に挑戦してもらえることがすごく嬉しくて、期待でいっぱいになった。その期待は裏切られることはなく、それどころか大きな期待をはるかに超えてくれた。舞台上に長妻怜央はいなかった。そこにいたのは宮本隆良だった。それほどに演じ切っていた。プライドが高くて上から目線の一見すると嫌なやつ。話し方や表情、目線の一つ一つから隆良くんがどんな人なのかが伝わってきた。「彼と僕の違う所と似ている所を研究し、自分なりの宮本隆良を演じていきたいと思います。」と怜央くんが言っていて、研究の成果がよく出ていました◎稽古現場で監督から「もう家で台本は読まなくていいよ」と指示が出るくらい台本を読み込んでたんだもんね。

公演を重ねていくと、同じ台詞でも声色や発声の強弱が変化…進化していった。より自然に、台詞として暗記したことを怜央くんが言っているのではなく隆良くんが喋っているかのようになった。舞台だからオーバーリアクションなところもあってそれが舞台らしさと思いつつ、隆良くんとしてあまりにも自然になっていくからそんなところが少し気になるようになっていた。「俺は、俺でいたいから」と言いながら右手で左胸を叩き、その右手を高く上げて上を指さすところ。公演も残り少なくなってきた12月7日夜公演、ただ立って両手を下ろしたまま言うようになっていた。1つ前の6日夜公演までは大きな身振りだったのに。千穐楽までそのままだった。初日からずっと観ていたものが変わってしまった寂しさもあったけど、この方が隆良くんらしいなって思った。

この他にも好きなシーンを挙げていったらきりがなくなっちゃうから、その中からいくつかを。

まずは何といっても美山加恋ちゃん演じる小早川理香ちゃんに接しているところ。彼女の理香ちゃんに対してはやっぱり他の人に対してと違う。隆良くんは自分の考えが何よりも正しくて、それと違うものは否定する。素直になれないから人をなかなか認めない。でも理香ちゃんのことは否定しないし褒める。表情がやわらかい。声が優しい。そっと大切に触れる。手を繋ぐところも、泣きついてきた理香ちゃんを受けとめて頭をぽんぽんしたり肩を抱いたりするところも隆良くんから彼氏らしさが溢れていて何度見てもドキドキきゅんきゅんしちゃった…♡(ついでに怜央くんの彼氏みもダダ漏れでしたありがとうございました。)そして2人の体格差ね!怜央くんの背の高さ、肩幅の広さが際立って本当にかっこよかった♡♡

もう1つ挙げるなら宮﨑香蓮ちゃん演じる田名部瑞月ちゃんの内定祝賀会で瑞月ちゃんから説得するように現実を突きつけられたところ。いまにも泣いてしまいそうにしゅんとした表情にきゅんとして抱きしめたくなった。いや、気持ちではぎゅっとしてた(笑)そんなお顔をしながら眼鏡をはずすのとかずるくない!?!?そこから悔しさやもどかしさ自分への怒りの感情が溢れ出して“ずっと読み終わらない分厚くて難しそうな本”の『思想を渡り歩く』を破って床に投げつけるのが、表情や動きは激しいのに一瞬一瞬を切り取るとすごく繊細に演じていて大きな見せ場になっていた。日に日に激しさが増して緩急がついていったようにも感じた。

人と群れなさそうなのに宅飲みにちゃんと参加してるのがかわいいし、祝賀会で黄色のタンバリン持っててシャンシャン鳴らすのもかわいいし、酔っ払いな光太郎くんに絡まれるのも男子大学生同士のわちゃわちゃでかわいかった。本を買ってきてご機嫌なのも、「褒めていただけた」と嬉しそうなのもかわいかった。あれ、なんか怜央くんが演じたからって隆良くんのことまで甘やかしすぎだな私(笑)

こんなに見どころ盛りだくさんな演技に加えてストレートプレイといいつつ歌やダンスがあって、そこがこの舞台の特徴であり面白さでもあった。日頃から歌って踊っているジャニーズJr.はさすがだなと思わせてくれたし、普段のアイドルとしては見れないようなコンテンポラリーダンス?なのかな?まであって新たな一面を見れて大満足でした◎TAKAHIROさんの振付が独特ですごく良かった。スーツ姿で踊る怜央くんのスタイルの良さ、足の長さが目立つ目立つ!!あのダウトの曲の怜央くんの長い足の動きがたまらなかったわ~♡就活をしない隆良くんVS就活に励むみんなの構図のダンスもストーリーを表現しながらですごい好き。

顕嵐くんのことまで語り始めるとただでさえ長くなってるこの記事がより一層長くなるからなるべく控えておくけど、クライマックスのダンスは本当に圧巻だった…!顕嵐くんが演じた二宮拓人くんはごく普通の大学生。そんな彼の精神が崩壊したように壊れていき、それをダンスで表現していたのは舞台ならではだし、顕嵐くんだからこそできたパフォーマンスだった。息をのんで目が離せなかった。

あとはセット転換! 四角いボックスをいくつか組み合わせてテーブルや椅子、棚、冷蔵庫などを表していた。物語の中で場所が変わるときにはそのボックスを主に演者が動かす。舞台中の怜央くんは一人の役者さんとして存在していたのだけど、テキパキと配置を変えていく怜央くんを見ているとすごくジャニーズJr.だった。慣れていてムダがなくスムーズで的確。祝賀会のシーンに向けて転換しているときに散らばった服を拾い集めて上手の舞台袖に放り投げるのと、ズボンの左右のポケットからおもむろにお酒の缶を出してテーブルに置くのが大好き。移動させたボックスを安全確認なのかグッグッと押すのも、移動させ終わったセットをたまに両手を組んで眺めていたのも大好きなところ。そんなところは隆良くんから怜央くんに戻っている瞬間だったのかな。

本当に怜央くんに戻るのはカーテンコールだったけどね。面接シーンで終わってパイプ椅子から立ち上がって客席を見る瞬間。そこからは怜央くん。ほっとしたような嬉しそうな笑顔を見せてくれたの。客席を眺めるんだよね怜央くん。1階も2階も3階も。上手から下手まで隅々。立ち見の方までいるほどのたくさんのお客さんで埋まっていた客席を見て、どんなことを思っていたんだろうな。帝劇のジャニーズ舞台はどんな作品であれ満席が当たり前なところがあるからね。それって当然のことじゃないんだよね。外部の舞台に出て、舞台役者さんと共演して、あちらの世界のことも知ってほしかったんだよね。

 

ゲネプロ後の囲み取材で怜央くんが「本読みとか、発声、そういうレベルから教えていただいた。意識が変わりました。人生レベルで得をした気持ち」と言っていて。怜央くんに外部舞台に出演して得てもらいたいと願っていたことが叶った。演出の丸尾丸一郎さんたちから演技の基礎から、一から教わったんだね。観ていて作品への理解の深さが伝わってきた。発声がちゃんと舞台のものになっていた。これまでは発声や滑舌に危ういところがあったのも事実だから。今回演じた隆良くんは淡々と一気に自分の言葉を相手にぶつけるように話す人。台詞が頭に入っていてスラスラと出てくるのは大前提で、ただの早口ではなくちきんと聞き取りやすいことも大切。それが伴っていた。

元々演技力があると思っていたのに、以前とは比べ物にならないくらいにここで大きく成長していた。演技の幅が広がった。もっともっといろんな役に挑戦できる。挑戦してほしい、させてほしい。怜央くんはこの先きっとたくさんの役に出会っていく。いつかはステージの真ん中で三方礼をしている姿を見たいという新たな願い…目標もできた。そんな日が来たときに振り返って思い出すのはまずはこの舞台「何者」なんじゃないかな。役者としてのターニングポイントになったと思う。「人生レベルで得をした」という言葉を強く実感した。大きな財産になったよね。いっぱい吸収して、学んで、成長した。

隆良くんのツイッターアカウントのbio欄には「人と出会い、言葉を交わすことが糧になる」 と書かれている。そういう出会って言葉を交わしたことで糧になった人との出会いにもなったんだろうな。

こんな風に思える作品を観れたこと、この作品を通して怜央くんの日々の成長や進化を感じられたことが本当に嬉しくて幸せで充実感でいっぱいです。素敵な時間を過ごすことができました。間違いなく私にとってかけがえのない大切な作品になりました。どうもありがとう。怜央くんの魅力が増してまたさらに大好きになりました。ここまで長々と6000文字以上書いておいて舞台「何者」の魅力も怜央くんの素晴らしさも全然伝えられない語彙力と文章力の無さに悲しくなってきたのでこれくらいにしておきます…。本当は登場人物一人一人を掘り下げて深く語りたいし、原作の「何者」とのアナザーストーリーの「何様」まで含めて物語を考察したいところなんだけど。それを始めちゃうといつまでも終わりが見えないから今回はここまでに。別の記事で書けるかな。

隆良くんのファッションが大好きで怜央くんにめちゃくちゃ似合ってて、そのまま買い取って私服で着てもらいたいって話もしたいのに。なんなら私が買うからプレゼントさせてってくらい。ずっと着てほしかったロング丈のが多くて最高だったの。隆良くんらしさもあり、怜央くんにも似合ってて、シンプルでおしゃれ。好きでしかない。

あ、あと色々なお席から観劇できたからそれぞれからの眺めも記録したいんだった。

 

とりあえずこれだけは大事なことだから言っておきます。

舞台「何者」すごくすごく良かった!!怜央くんのお芝居もすごくすごく良かった!!

長妻怜央くんに演技のお仕事もっとください!!!!!!いつでも待ってます!!!!!!