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舞台『DECADANCE』〜太陽の子〜 考察って程でもないやつ①タイトルとあらすじから考える

舞台「DECADANCE」~太陽の子~

2020年1月24日から上演中のこの作品について自分の頭の中を整理するために記憶と考えたことをダラダラっと。長妻怜央くん演じるマリウス(王子)を中心にした視点でいくつかの記事に分けて書く予定。あくまでも予定なので途中で飽きるか挫折するかも。だいぶネタバレあり。

現時点では1月24日の初日、1月25日マチネの2公演を観劇。過去の上演は観ていません。

 

まずね、タイトル。『DECADANCE』〜太陽の子〜

デカダンって言われてる。

 

DECADANCE(デカダンス)‪・・・虚無的、退廃的、堕落的な傾向や生活態度‬

デカダンとはデカダンスな人のこと=退廃的な人ということ。で、退廃的とは衰えて廃れることを意味するそうで。人の場合、精神的・心理的な部分がダメになって健全な精神を失っていることを退廃的という。

タイトルそのままを受け取るとデカダンは太陽の子と呼ばれるテイラー(主人公)を指してるんだろうな。太陽の子と呼ばれていた程の人物だったけれど、4年前に殺人を犯してしまい‬無気力で自暴自棄になっている現在のテイラーはまさにデカダン

だけどそれだけではなくて、革命が起こり転覆していくこの国、王家、そして王子マリウスのことでもあるのかな、と。まぁ、きっとこの世界自体がデカダン

 

デカダンはそんなようなことだとして太陽の子とは?

それはもちろんテイラーのことなのだけど、なぜ太陽の子と呼ばれるようになったのか。この作品の世界の中で太陽ってどういう存在なのかによって違ってくるよね。

神父様(であり神様)がいて、教会?には神に祈る人が来て、ステージに大きな十字架が出てきて、アヴェ・マリアが流れる。ということでおそらくキリスト教の世界。

ではキリスト教にとって太陽とは?[太陽 キリスト教]で検索したら深すぎて説明できそうにないんだけどざっくり自分なりに解釈すると、、、

大昔のローマでは12月の冬至に太陽のためのお祝いをしていて、12月25日が太陽神のお誕生日と決められた。そしてイエス・キリストは正義の太陽神とか太陽神信仰の化身と呼ばれていたことから、この12月25日イエス・キリストの降誕祭としてお祝いするようになったってことらしい。

ということで太陽=神。すごく大事。だから太陽の子は神の申し子みたいなそんなようなことなのかもしれないと思ってみたり違うような気もしたり。これ以上考えてもいまはわかりそうにないから進みます。

 

次にあらすじね。

魔女伝説のルーツを巡る少年たちの冒険物語。

「この国の王家には二百年に一度、魔女が産まれる。破壊の言葉を持ったその魔女を生かせば、国は滅ぶ」ある架空の国の物語。一つの小さな小さな冒険の話
――4人の少年は幼き頃、探検をした。その国の一番大きなお城、その地下奥深くにある一つの牢屋に忍び込んだのだ。「太陽の子」というあだ名を持った、テイラー率いる少年たちにとっての小さな冒険は、15年後、国を転覆させる革命へと変わることになる。4人の少年が忍び込んだ牢屋で、見つけたものは―――。

 

4人の少年が牢屋で見つけたのは王家に生まれて殺されたはずが生かされていた魔女で、その魔女は15年後も自分が魔女だとは知らずに普通の少女として生きていて(15年後の世界で17歳だから牢屋で見つけられたときは2歳だったのかな?)、結果として革命により国は滅んでしまった。魔女伝説は現実となった。ってことだよね。

魔女は何を根拠に魔女とされるのか。王家には200年に一度魔女が産まれると言い伝えがあるとして、前回魔女が産まれたときからちょうど200年後に女の子が産まれたからその子は魔女だってなったの?もしその年に女の子(性別関係ないなら赤ちゃん)が産まれなかったらどうなるんだろうね?魔女が産まれる年には王家の人は子供を産まないようにすれば良いじゃんって思っちゃうんだけど、そんなこと言い始めたらキリがないね。でも空を飛べるとかそういう特別な力があるわけでもないし、見た目に特徴があるような描写もないし、産まれた時点で判断されるってことはその年にたまたま王家に産まれてしまったってだけで魔女だと決められたんだろうな。破壊の言葉を持つかどうかなんて喋るようにならないとわからなくない…??

そもそも魔女って!?ということで調べてみたら魔女についての迷信で「12月25日の夜に生まれた女の子は魔女となる。 」ってあったんだけどまた出てきたね12月25日。ただこの作品の中での魔女であるアンナがいつ生まれたのかは不明。

 

ここまで長々と書いておいて結局全然わかんないままなんだけど、太陽と魔女をそれぞれ調べてみたら共通して12月25日って出てきたのはなにか意味がある…のかもしれない。全然関係ないかもしれない。

太陽の子と月の子が対の存在だと思わせておいて、太陽の子と魔女も(が?)対になる存在みたいな。神によって太陽の子と魔女がこの世に誕生したみたいな。

 

マリウスの話がしたいのに全然たどり着かなかった。とりあえずタイトルとあらすじについてはここまで!